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技術開発総合研究所
中小の技術革新などを支援
多岐にわたる研究領域
技術開発総合研究所が開発した製品は、医療業界や電力業界、自動車業界、建設業など多方面で活躍している
 つくば市にある株式会社「技術開発総合研究所」の本望行雄社長は、自らの企業理念を乾パンに見立てる。乾パンというのは日ごろは忘れられ、片隅に追いやられている。しかし、大規模な災害が発生し、いざという時には貴重な食料としてなくてはならないものだ。
 「私がやっている研究開発も乾パンと同じ。派手さなどまったくないが、基礎的な仕事をしてるため、一定の需要はある」と自信をのぞかせる。
こうした理念の延長上に、同社の基本コンセプトは築かれている。すなわち「商品の企画・試作・研究・開発・試験・評価・製造」。これらをもって中小企業の技術革新、商品開発、マーケティングの展開などをバックアップするというものだ。
 「すでに十五年ほど前、中小企業は衰退すると私は予測した。人件費の安い中国や東南アジアにあらゆる企業が進出した結果、案の定国内産業の空洞化が始まった」
 「しかし私は、日本の産業技術は中小企業にこそあると思っている。中小企業の再生なくして、日本の産業回復はないとさえ思っている」
そのため、本望社長は中小企業の技術育成及び発展を念頭に企業展開している。同社が開発した製品は登録商標二十八件、申請中を含む特許は四十二件。この数字からも分かるように、実に多種多様だ。
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「他品目少量生産こそ中小企業が生きる道」と本望社長はいうが、研究領域は計測機器から、自動車や航空機の内燃機関、ロケット工学、農業機械、原子力工学、メディカル機器など多岐にわたる。
 あらゆる分野の機器開発を網羅しているため、メーカーとの取引も多様。医療施設、電力業界、建設業界、電子機器業界、船舶、自動車、航空機業界、食品業界、と幅広い。
地道ながら、しかし同社の着実な実績は高く評価され、二〇〇〇年度には県中小企業新興公社より工業技術開発奨励賞、〇二年一月には第一回つくばテクノロジーショーケースベストインデクシング賞をそれぞれ受賞している。
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同社は目下、ビッグプロジェクト「熱交換装置の開発」に取り組んでいる。夏の暑い太陽熱を貯蔵する装置を開発し、寒い冬場にその太陽熱を利用する。一方、冬場の寒冷を夏の暑いときに利用する、その交換装置だ。
 エネルギーの省力化、あるいはエコ社会が求められ、環境に対する人々の関心がますます高まっているだけに、熱交換機の開発は実にタイムリーであり、早期の実用化が期待されている。

【メモ】本社・つくば市下広岡、本望行雄代表取締役。1988年3月創立。資本金2000万円。従業員1名。



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