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ソイビンフーズ
納豆の可能性を探る
顆粒状製品で特許も取得
専用機器を使用しドライ納豆を製造する
「皮膚の若さの維持、血流促進、整腸作用などに効果的な納豆は、栄養やビタミンの宝庫。単独の食品にしておくのは惜しい。さまざまな料理に利用できるよう、その可能性を探りたい」と長島敬志社長は熱っぽい。

栄養価をそのままに、独自のフリーズドライ製法で、乾燥した加工納豆を製造。おつまみとしてお土産店などで販売するほか、各種料理に使用可能な粗びきや顆粒(かりゅう)状納豆、他社と協力し納豆サプリメントなども開発。顆粒状製品では特許を取得。四十社がひしめく本県の納豆業界激戦区で一線を画し、業界全域に新風を吹き込んだ。

父親の代から続く納豆製造会社、長島食品勤務時から研究を開始。
納豆は特有のにおいやべとつきが障害となり、柔軟な利用が困難。この幅広い活用に試行錯誤を繰り返した結果、フリーズドライの技術で乾燥させ、べとつきを抑える手法を開発。商品化にこぎつけた。

特許を取得した二〇〇〇年に同商品の製造販売専門会社を設立。現在ドライ納豆を製造するのは都内の一社と同社の二社のみ。

製品は(1)ドライ納豆に塩、キムチなどの味付けをし、おつまみとする「粒」(2)油分を抑え料理のトッピングに最適な「粗びき」や「ひきわり」(3)菓子や麺類などに練りこむ「納豆粉」―が主な商品。

(1)と(2)は現在、「舟納豆」の名称で納豆製造を行う一方、納豆商品を多数販売する丸真食品(山方町)の店舗で販売。観光客などに高い人気を誇る。(3)については他企業と協力した新商品開発が進む。
関東圏に二十店舗以上を構えるフランチャイズのラーメン店「一番亭」(本社・下館市)と協力しラーメンの麺(めん)や餃子(ぎょうざ)に納豆粉を織り込む、納豆ラーメンと納豆餃子を製造、納豆シリーズとして販売開始。好評を得る。来年度からの学校給食でも、同社の納豆粉を利用した納豆餃子が献立に加わることが決まっている。

現在中堅パン製造販売会社とともに、パンを製造過程に同粉を織り込む「納豆パン」を開発。間もなく販売予定。

三商品とも納豆特有のにおいはないが、食すと漂うほのかな風味と後味が納豆であることを感じさせる。一方で、粘りとにおいこそが納豆の醍醐味との声もある。
「確かに糸引き納豆こそ商品の中心であるべきだ。でも、この固定概念から強引に外れ、使用方法を追求するだけの魅力が納豆にはある」と長島社長は強調する。

【メモ】小川町小川1593、長島敬志代表取締役。2000年創業、資本金1千万円。社員28人。フリーズドライ技術を活用したドライ納豆の製造、販売。



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