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| ビジョンテック |
| 漁場情報を迅速に提供 衛星リモートセンシング |
| 漁業関係者にとって漁場に関する情報は一刻も早く知りたい。ビジョンテックはそのような漁業関係者の要望に応える情報を配信している。同社は米軍事気象衛星が商業用にも門戸を開いたのを機に、衛星で捕らえた夜間海上の明暗分布を解析してその情報を四時間以内にユーザーに配信する。 「たとえばイカ釣り漁船は集魚灯を照らすので小さな魚も集まり、さらにそれを追って大きな魚も寄ってくる。そこに船を走らせればより早く、より確実な漁が可能になります」 山本義春営業部長がこう説明するように、集魚灯による漁場案内が同社の特徴。 ◇ 同社がカバーする海域は日本海をはじめ、南は台湾沖から北はサハリンと広範囲。ユーザーはイカ、イワシ、アジなど近海漁業関係者が中心。しかし大型船に対する情報サービスも視野に入れていると山本部長は言う。具体的にはカツオに関するものだ。カツオは南太平洋から次第に北上するので、移動状況をサービスするという。 「このほか潮目に関する情報もサービスしてます。衛星は海面温度を感知するセンサーを搭載してますので暖流と寒流がぶつかる潮目も把握できる。その潮目にはたくさんの魚が集まるのでここを狙えば大漁が期待できるということです」 ◇ 漁場関連情報サービスに参入する以前は人工衛星ノアを利用した陸地環境に関する情報サービスが主流だったという。そのためユーザーも環境省、農水省、大学の研究室など公的機関に傾いていた。 「今後はより現場に近いユーザーにターゲットをしぼり、漁場の情報だけではなく漁船の航跡や不審船の領海侵犯の監視などにも活用しよう、と思っています」 山本部長によると、同社はこのほか、地球上の植物活性度に関する情報サービスを立ち上げる計画というから、漁場から地球環境まで多様な活用が期待でき、同社のリモートセンシングビジネスは拡大の一途にある。 |