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| セルメディシン |
| 「パーソナルドラッグ」 自家がんワクチンを開発 |
| 自分専用のがんの治療法はないものか。このような患者の要望に応えようとしたのが「セルメディシン」だ。 同社は自家がんワクチン療法を開発し、二〇〇一年七月の設立以来すでに六十症例で投与されている。 「自家がんワクチンとは、患者から摘出したがん組織をホルマリンで固定し、さらにそのがん組織を細かく砕き、当社が独自に開発した免疫刺激剤に混ぜて特殊加工したもの。患者本人のがん組織を使用し、患者本人のための専用ワクチンを開発したところに当社のオリジナリティーがある。そのため当社ではこれをパーソナルドラッグと称している」と、大野忠夫社長は語る。 ◇ 「手術しても再発の可能性もなくはない。しかしこの自家がんワクチンを投与することでがん抑制の免疫力を高め、転移予防、残存微小がんの滅殺が図れる」 同社の資料によると、〇三年十月末現在、自家がんワクチンを投与した患者の手術後の肝がん再発の有無について、一年以上の再発抑制は十八症例中十五症例。リンパ節転移大腸がんの縮小一例。リンパ節転移腎がん縮小一例。術後再発脳腫瘍縮小一例などとなっている。 自家がんワクチンはがんの手術から四週間以上経過したのちに行われ、隔週三回、トータルで六週間と四日で完了する。この間に紅色の斑点が腕に現れれば陽性。体内にがん細胞を殺す免疫細胞が活性化したことを示す。 ◇ ただし自家がんワクチンは医薬品として厚労省の承認は得ていない。したがって保険診療は適用されず、投与の場合は全額患者負担となる。投与も、セルメディシンと提携した医療機関に限られ、医師と患者の合意によってのみ行われる。医薬品としての認可を早期に受けることが今後の課題と大野社長はいう。 【メモ】本社・つくば市高野台2の1、大野忠夫社長。2001年7月設立。資本金・1506万円。従業員・6人。 |