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大洋村
「元気出前教室」で高齢者健康維持
社会福祉協議会の作業療法士が指導の下、牛乳パックで小物づくりに挑戦する高齢者ら
 人口の27%以上が高齢者の大洋村では「とっぷさんて大洋」に代表されるように、高齢者の寝たきりゼロや老人医療費の軽減を目指し、各種健康増進策を推進している。
 その中で今注目を集めているのが、寝たきりや引きこもり解消を目指す「出前元気教室」だろう。村健康増進課と社会福祉協議会(社協)、それに「とっぷさんて大洋」(太洋健康づくり財団)が連携して、今年度から取り組んでいる事業だ。
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 この教室は、村、社協、財団それぞれの職員ら昨年まで、村内三十地区の各公民館やコミュニティセンターを訪れ、地域の高齢者に運動や手芸、ゲームなどを指導してきたものを、一本化してスケジュールを組み、ばらつきがないよう村内全域の高齢者にまんべんなく体験してもらうことを狙いに、スタートした。
 村、社協、財団の各指導員が月一回の割合で、会場を訪問し、それぞれの特徴を生かした指導を参加者に行っている。
 社協では、昨年度から地域での教室を展開。作業療法士と保健福祉士の指導の下、参加者らは張り絵や軍手を使用した人形などを作成。参加者には心身ともに健康体の人から軽度の痴ほう症の人までさまざまだが、それぞれをサポートしながら作品の完成を目指し、教室内には笑顔が絶えない。
 村健康増進課と「とっぷさんて大洋」は九二年から出前健康教室という名称で授業を展開してきた。同課では保健福祉士が中心となり、ビンゴやジャンケン大会などレクリエーションを実施。指先を使用し痴ほうを防止するとともに、会話や笑顔を引き出していく。「とっぷさんて」では血圧測定や参加者の健康状態の簡単なカウンセリング、インフルエンザや風邪の予防策など季節に合わせた保健士の講話、気軽にできる健康体操など幅広い指導を行う。
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 健康増進課の小野裕之課長は同村の高齢者人口について「村内の別荘地に住む都内などから高齢者の方々が移住することで、村の高齢者人口は自然と高くなる」と指摘。「村内に住む人々なら地域は問わない。健康維持や地元の人々との交流の場として、この教室を積極的に利用してほしい」と語っている。

【メモ】
 「元気出前教室」は現在、村内の十地区で村、社協、財団とも月一回のペースで展開。毎回一教室に十人から二十人が参加。年間二百教室を実施。高齢者同士の交流の場としての意義も大きい。


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