『疾走する四十代』の構成

 もくじ
潜在的な能力を爆発させる年代 衆議院議員 丹羽 雄哉 13
「町医者になる」長年の夢実現 羽鳥医院院長 柏 紘一 16
恩返しに留学生の世話 コスモエコー会長 前田 節子 19
言葉の壁を超え中国で「第九」公演 土浦短期大学講師 佐藤 宏之 22
グラジオラスの銘柄産地化 施設花き生産者 久家 源一 25
様々な分野に挑戦、通じるものはひとつ 裏千家茶道教授 大久保純子 28
“青電”を土浦に、十年後には実現 常磐線快速電車延伸促進対策協議会長 中山 昌男 31
未来を信じ生きること 児童文学作家 井川 沙代 34
牛の体外受精、まだ発展途上 畜産試験場繁殖部胎生発育研究室長 塩谷 康生 37
“感性で射つ”ライフル射撃 県ライフル射撃協会理事 島倉 晃雄 40
ふだん着のボランティア活動 ボランティア 額賀 正美 43
“人間を超えるもの”を木彫で表現 彫刻家 村上九十九 46
つくばと関連づけて発展の可能性 中川商事取締役社長 中川 清 49
宇宙と地上をとり持つ懸け橋 筑波宇宙センター中央追跡管制所データ処理課長 山本 昭男 52
やる気を出させて企業意識 JR水戸運行部長 東光 英昭 55
サークル活動は研究の一環 図書館情報大学助教授 大庭 治夫 58
物にはこだわらず、事にはとらわれず 筑波町長 井坂 敦実 61
無心で描く21世紀のTOKAI 東海村都市計画課長 飛田 勲 64
その時、所長室で“不動の緊張” 建設省関東地建常陸工事事務所長 斎藤 博 67
舞台にも立つ多趣多芸の実業家 常陽電機商会、宝洋代表取締役 大林 幹雄 70
第三次産業振興の起爆剤 日立市シビックセンター建設室長 佐藤 雄亮 73
組織力の大きさ実感する年代 県鹿行開発課長 川俣 勝慶 76
底力の民主主義で支える町づくり 土浦のまちづくりを考える会事務局長 柏村 忠志 79
電気通信戦国時代の闘志 NTT水戸電報電話局長 鈴木 謙治 82
県内で唯一人、江戸時代の技法引き継ぐ 浮世絵木版画彫り師 渡辺 和夫 85
全国で「美チャレンジ」の旅 洋画家 今井 義明 88
筑波山はつくばの奥座敷 江戸屋取締役社長 吉岡 昭文 91
感動が感動を呼ぶ生の舞台 牛久おやこ劇場代表 酒井 俊子 94
悲しい思い出を昇華させる努力 水戸市立石川中PTA会長 佐藤 澄子 97
「シャリッ」とした歯ざわりが真髄 新六本店社長 田中 秀 100
固定観念に挑戦“攻めの福祉” 日立市社会福祉協議会事務局次長 大窪 輝男 103
手がけた庭は一種の芸術品 伊藤造園センター社長 伊藤 福次 106
エレガントな地域の町づくり 大洗町助役 小谷 隆亮 109
フリー活動で撮りたいテーマ絞る フリーカメラマン 中村 泰彦 112
土浦市民に共通の焦りの中から 公明党県本部長 足立 寛作 115
際限ない自らのロマンの挑戦 福長押絵会・押絵教授 橋本萬里子 118
カギ握る地元エネルギー 常陽産業開発センター主任研究員 松本 治郎 121
専門化進む技術に関する弁護士役 弁理士 中川 邦雄 124
量・質プラスαの新機軸で勝負 平喜園代表取締役社長・新治村商業協同組合理事長 来栖 功 127
異郷の地で窯の火を守る 備前焼陶芸家 羽鳥 誠 130
スポーツの基本はランニング 千代田村スポーツ少年団ソフトボールチーム「アーボロ」監督 三浦 勲夫 133
「茨城の港」セールスが今、実る 県教育庁企画室長 長谷部一男 136
その子に合った「学び方」を徹底指導 学習塾経営 助川 慶一 139
スキ間を埋める仕事、仲間と会社設立 アスカル代表取締役社長 進藤 勇 142
妻の霊前に捧げる演歌道 歌手 北 はじめ 145
芋銭の俳句に新たな光 郷土史研究家 栗原 功 148
野仏に熱い思い、市井の哲学徒 茨城民俗学会理事 榎本 實 151
「生きる覚悟を学ぶ」課題を背負い 水海道市立図書館長 谷貝 忍 154
生命を吹き込むリフォーム リフォームショップ・リリー店長 高橋 洋一 157
戦略的発想で歴史の里の商業活性化 石岡商工会議所事務局長 山中 英夫 160
風景に運動感、心の動きを描く 画家 山田 和枝 163
若い事務所に研修の機会 県建築士事務所協会長 柴 和伸 166
親の気持ちはいつの時代も同じ 人形の宝玉店主 桜井 春水 169
地道で厳格な調査による真の歴史 郷土史家 栗原 亮 172
JC活動を通じて貴重な体験 赤坂美術代表取締役 説田 太郎 175
「ガイドを超えたガイド」業 中国語通訳 那須 修身 178
母国語を学び民族意識高める 飲食店経営、朝鮮語講座「ムジゲの会」会員 徐 斗里 181
地区の特性を生かした農政 つくば市本庁経済部長 須藤 光明 184
石下町育ちの脱サラ区議 新宿区議会議員 秋田 博 187
スジは旅客のためにある JR水戸時刻表担当 青木 忠 190
命の尊厳を教えてくれた花 カメラマン 藤井 正夫 193
新しい感性引き出す野外彫刻 彫刻家 サトル・タカダ 196
「獲物の刺身で晩酌」が最高です 釣り竿づくり名人、作詞家 真島 正 199
「受け地」としての舞台がそろう 日本交通公社土浦支店長 涌井 秋夫 202
日本の味で「心のこもったサービス」 つくばユネスコクラブ理事 玉真 幸子 205
「人生も相撲と同じ」苦境にこそ応援 水戸泉双葉会会長 北村 裕章 208
覇者の育成より人格の形成 流通経済大学教授、柔道師範 岡野 功 211
これからも駆け抜ける“わが世代” サントピア営業企画室長IT‘S代表取締役 用田 貞夫 214
シルクスクリーンの草わけ 版画家 サイトウ良 217
JRのために3度目の務め JR土浦駅長 峰岸 政光 220
つくばに画廊第一号を開く 画廊「周芳」経営 御手洗竹松 223
官民一体“県北起こし” 県・県北振興課長 石川 哲夫 226
夢は組曲への挑戦 コーラスかすみ草の会主宰 沼田 敞子 229
会心のスポーツ写真の秘訣 スポーツカメラマン 大沢 泰紀 232
運送会社経営から一転、住職に 香丸資料館主、長興寺住職 川村 泰曠 235
“炎のいたずら”“炎の試練” 陶芸家 井上 寿博 238
師から独立する「師範」 書家 酒井 松籟 241
“事務屋プロ”に徹し美術館運営 県文化課副参事兼県近代美術館管理課長 前田 尚利 244
棲息する生きものの声なき声 勝田自然を守る会会長 渡辺 重行 247
個性が性を超え“荒くれ組”の紅一点 採石工場オペレーター 坂入まち子 250
「恋人」に似た老後の生きがい 竜ケ崎市福祉事務所「いきがい課」課長 佐倉 靖夫 253
キザですが、剣の道は「人の道」 「佐竹館」館長 斉藤 亨 256
“らしく”ない現代が嘆かわしい 報国新聞主幹 渡辺 明生 259
“医は仁術”を実践するヒゲ先生 石岡・土浦地区接骨師会会長 柏崎 登 262
「エコテクノロジー」の主張 環境研究センター代表取締役 田井 慎吾 265
再び「飛ぶように売れる」時代 トヨタオート茨城社長 和田 芳武 268
「感じる心を育てる」造形教室 アート・スペース・ナカタニ社長 中谷 元重 271
どの子にも得意な分野を見つける 「楽しいアトリエ造形教室」主宰 上田亜沙子 274
「市民の論理」確立に腐心 勝田市議、社会党県本部県民生活局長 塩谷善志郎 277
鹿島にみる「虚」こそ「実」なり 機械工、新日本文学会会員 関沢 紀 280
「のんびり不器用」楽しく焼き物づくり 陶芸家 藤原 正夫 283
“開業屋”が腰を据えた 水戸西武店長 堀野 吉一 286
音楽文化に行政の理解を フルート奏者 中川 昌三 289
家族政策のまとめは東欧 日本総合研究所東京事務所長 古矢 真義 292
「眼を開けなさい」と問いかけ 陶芸家 ゲルト・クナッパー 295
病院も商店街の一部です 形成外科医 大祢 廣伸 298
活字離れ、本当でしょうか 「銀河文庫」主宰 稲野辺正男 301
ジャズも五重の塔も方便品 法鷲院住職 大越 孝一 304
子供会活動の本来の姿 千代田村こども会育成連合会副会長 友常 泰良 307
東奔西走する民間交流の手助け役 日立市国際交流室室長 吉成 明 310
アイツが建てると店が流行る 聖拙社建築研究所代表取締役 飯塚 泰助 313
木に話しかけノミを打つ 仏師 那花 隼 316
茨城の文化再興、新時代の文化の芽を 医学博士 椋木 浩治 319
活気づく韓国に魅せられた 飯尾商事社長 飯尾 博司 322
美容のノウハウを一人でも多くの女性に 資生堂茨城販売ビューティースタッフ担当 後藤田知、 325
住民ニーズと先端医療結ぶ新病院づくり きぬ医師会病院院長 尾崎 梓 328
「家計簿は家庭史」代えがたい収穫 主婦 小島 和子 331
ペンギンの人工保育に取り組む 大洗水族館海獣展示課長 吉田 征紀 334
事案にはそれぞれのスジがある 弁護士 鈴木 実 337
汗をかくのをいとわない商人精神 かね喜代表取締役 大槻 利夫 340
人々の身近にある芸術 笠間日動美術館事務局長 椿堂 輝壽 343
輝くアイデアウーマン 千代田村農協生活指導員 井坂 京子 346
「新しい伊奈」に照準、作詞家町長 伊奈町長 遠崎 義夫 349
役所語を“市民語”に置き換えて 市報『いしおか』編集者 吉田 隆重 352
目標はかかりつけのお医者さん 桂不動産グループ代表 渡辺桂一郎 355
裏方14年、待機する反骨漢の血筋 自民党本部参事・県連駐在員 大高 松男 358
「地域」から日本、世界を見る 茨城大学文学部助教授 斉藤 典生 361
大臣を支える裏方に徹します 梶山自治大臣秘書官 山口 英一 364
“絵心”が生む限りない力 染色工芸家 渡辺なをみ 367
一介の百姓になった若い哲学徒 「次の世代を守る会」代表 筧 次郎 370
苦労を笑い飛ばす役人落語家 日立市役所障害福祉課 片野 佑二 373
「心の近代化」も役目です 水戸商工会議所振興部長 藤田 信行 376
“本当の浪花節”を求めて28年 女流浪曲家 三門 柳 379

「はじめに」より
この『疾走する四十代』は、常陽新聞が昭和六十三年一月から七月にかけて一面で連載したインタビューシリーズ「40代」を一冊にまとめたものです。

この連載企画は六十二年十一月に決まりました。戦後の混乱期の最中、二十三年十一月に常陽新聞の前身「豆日刊土浦」が創刊となって以来、ちょうど四十周年を迎えることや、十年ほど前に同様に連載して好評だった「三十代」に登場した世代のその後を辿ってみることの二つの意味を持たせました。茨城の近未来を背負う方々のものの見方・考え方を紹介することを通して、茨城の一つの断面を浮かび上がらせることができれば、という狙いもありました。

結局、紙面には百二十三人の方々に登場していただきました。昭和十三年から二十三年にかけて戦争をはさんだ時代に生をうけ、高度経済成長期に社会人となり、現在、企業や地域などの中堅リーダーとして第一線で活躍中の方々であり、それぞれ生涯の目標に向かって全力疾走しているというべき世代です。インタビューは一・二時間程度としましたが、とうてい語り尽くせるものでなく、紙面にも限りがありました。また、企画の意図からすればさらに多くの方々におうかがいすべきでしたが、残念ながら日程などの都合で実現できなかった方もおられます。このため、さまざまな点で“中間報告”というべきものとなりました。

出版に際して、掲載順は掲載時と同様としました。その後の異動などですでに新しい職に就いている方や転勤で転出された方もおられますが、肩書きなどは連載当時のままとしました。便宜のため掲載の日付を付け加えました。連載の際二本立てだった見出しは今回一本に改めました。


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